【 ユートビートYutoBeatの動画】フランツ.リストの作品は難易度が高い。アマチュアではどこまでできるか

ピアノのショパンと並び、リストも人口に膾炙されている。

リストの特徴は、超絶技巧とされており、所謂、イギリス型アクション(ピアノ)による演奏が可能になったことも影響する。

ここで取り上げるラプソディは6番(Dフラット メジャー)である。

アッポニー伯爵に献呈されている。

ユートビートの演奏は、アマチュアと感じさせない演奏である。

6番は、2番と並び演奏される機会も多く、また、中間部はヴェルブンコシュの様式と云われる。

テンポ ギーストについて

このラプソディーは、左手のFフラットによる、メジャー トライアドで開始される(8分音符)。

これが4小節つづいた後、右手の8分音符(Fフラットのメジャー トライアド)で主題が提示される。

もっとも、リストの場合は、ショパンの作品と比べて短絡とされているから、この旋律の発展性には乏しい。

ユートビートは、その弱点をカバーするだけの柔軟さがある。

例えば15小節のほんのわずかな部分が終わって、DフラットとBフラットによる和音により、はじめの主題が繰り返されるだけである。

この部分についても、19小節演奏された後、カデンツアを迎える。

ユートビートのカデンツアは、ダンパーペダルを深く踏み込んでおり、ピアノ全体が共鳴するように演奏している。

それから、プレストのCシャープ メジャーの主題が演奏される。

この部分では、両手の指の長さが試される、リズム感がある部分。

ユートビートは、この点でも、難問をクリアしている。

アンダンテ(中間部)。フェルマータと装飾音

アンダンテ(中間部)は、Bフラット マイナーである。

ユートビートの演奏は、このわずかな小節でつくられる

ヴェルブンコシュの様式を丁寧に演奏する。

メゾフォルテからはじまる、エスプレッシーヴォ、ウナ・コルダである。

5小節からは、「Sopra」(ソプラノ)とあるから、もしかすると、テノールとソプラノの二重奏かもしれない。

6小節には、ア ピアチェーレとある。

また、中間部は、ゆるく時間がながれて、左手と右手の交叉があるのも特徴と云える。

ユートビートの装飾音の出だしは、いくらか荒っぽさがある。

カデンツアについても、より粒が揃っている演奏の方が良いだろう。

リストの場合は、ダンパーペダルを思いっきり使用するから、微妙な表現を犠牲にしてしまうきらいがある。

ショパンの繊細さに比べて、リストが倦厭される部分であろう。

左手のFとAの装飾音付の和音などは、常人の指の長さをこえてしまう。

フィナーレ(アレグロ)。Bフラット メジャー

このフィナーレは、大変有名である。

リストのハンガリーラプソディーは、ピアノ曲では2番が最も有名であって、この6番もまた、一般の聴衆に演奏される機会が多い。

アレグロ(フィナーレ)については、アレンジなどもされており、単独で演奏されることもある。

右手のオクターブの連続による演奏と、簡単な左手の伴奏は、エチュードとしても利用できるかもしれない。

短絡な表現におさまりがちな、このフィナーレを、ユートビートの演奏は、退屈せずに演奏する。

人間の能力の限界を試すような超人的な技量を要求するフィナーレは、ややもすると、飽きてしまうかもしれない。

また、フィナーレの主題には、あまり意味もないようであって、結局、ピアノを打楽器的に演奏しようとするリストの思惑がみえる。

35小節からは、ピアノで、ポーコ ア ポーコ ピユ アニマートの指示がある。

さらに、フィナーレには、ドルチェやドルチッシモまである。

ユートビートの演奏は、ピアニストに過剰に要求するリストの思惑を、何とかこなしているように思う。

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